私が社労士となった理由

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私が社労士となった理由

――「人の問題」を一人で抱えなくていい社会をつくりたい

私が社会保険労務士になった原点は、警察官を退職したときにあります。
当時26歳だった私は世間のことを何も知らずこれからのことを考えるととても不安でした。公務員は雇用保険に入っていないので失業手当がもらえないことも知りませんでした。
警察官の仕事は私には向いていませんでしたが、それでも法律の立場から人を支える仕事がしたいと考えるようになりました。

退職後、結婚式場で働きながら行政書士の勉強を始めましたが、正直なところ思うように集中できませんでした。仕事と勉強の両立は想像以上に難しく、「このやり方で本当に大丈夫だろうか」と不安を感じていたのを覚えています。そこで一度立ち止まり、仕事を辞めて藤沢の職業技術校に通う決断をしました。簿記やパソコンを基礎から学びながら、改めて試験勉強に向き合う時間は、遠回りに見えても今につながる大切な期間でした。

職業技術校に入るのも倍率が高くてたいへんでしたが「ルールを知っているかどうか」で人生が大きく変わるのだということを知りました。技術校の同級生に税理士を目指している岡本君、司法書士を目指している笹井君がいました。士業を目指す仲間がいたことで未来に希望が持てました。在校中に行政書士試験に合格し、その流れで社労士試験の勉強を始めました。私の失業手当手続きの不備を助けてくれた担任の先生が社労士試験に合格していたのが社労士を目指したきっかけになりました。

ただ、次の壁は「実務」でした。
神奈川県西部で社労士の求人を探しましたが、当時はほとんど見つかりません。
そこで税理士事務所に就職し、労務・会計の現場を学びながら受験を続け、2回目の試験で社労士に合格しました。技術校同級生の岡本君、笹井君もその後に試験に合格し税理士の岡本先生、司法書士の笹井先生となっています。

振り返ると、私自身も「もっと早く相談できていれば」と思う場面が何度もありました。
遠回りや自己判断で時間を使ってしまった経験があるからこそ、今は強く感じています。
人の問題は、起きてから対応するほど負担が大きくなるということを。

経営者の皆さんも、
「まだ大丈夫」「今は忙しいから後で」
そう思いながら、少しの不安を抱えていらっしゃるかもしれません。

社労士は、何かを押し付ける存在ではありません。
まずは今の状況を整理し、何がリスクで、何が問題ないのかを一緒に確認する役割です。

一人で判断する前に、
状況を整理する相談先として社労士がいる。

そのことを、頭の片隅に置いていただけたら嬉しく思います。

小田原市のベストピア社会保険労務士事務所のブログ執筆者

執筆者高橋 鋭人

難しくてつまらない士業の専門知識を「わかりやすくて面白い」「感情的なストーリー」である紙芝居形式で伝えることにより、内容理解と満足度を上げて『知らない』で『損する』がなくなる社会を創っていきます。

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