紙芝居型講師とは

高橋社労士
紙芝居型講師とは…

一般社団法人 日本紙芝居型講師協会

「『知らない』で『損する』をなくそう!!」という理念のもと,専門知識を持った士業が,講師として,楽しい学びを広める活動をしている協会です。

わかりにくい専門知識を,わかりやすく,楽しく,お伝えするために,イラストとストーリーを用いて「紙芝居型」でお伝えしています。

理念
『知らない』『損する』をなくそう!!
楽しく学ぼう!!

ビジョン
①専門知識を楽しく学べる社会を創る
②誰もが適材適所で輝ける社会を創る

代表理事 藤堂 武久
 高橋先生は、当法人メンバーの中でも情報発信に力を入れておられる先生のお1人で、YouTubeなどでの情報発信はとても卓越しておられ、その動画は多くの方にご覧いただいております。

当法人は「専門知識を楽しく学べる社会を創る」「誰もが適材適所で輝ける社会を創る」ーことを目指して活動しており、高橋先生には多大なご協力をいただいております。

【藤堂先生とのコラボ紙芝居】

 

 

こちらはB君です。
B君は人の役に立ち、かつ自分の名前で仕事ができる「士業」の仕事をしたいと思い、法律の勉強を始めました。

地元の「C士業事務所」で働きながら挑戦し続けた結果、めでたく国家試験に合格でき「士業」の資格を手にすることができました。

やったー、やっと僕も士業の資格を取れたぞ。でもまだ経験がないからもっと勉強しないと。

 

B君、合格おめでとう。早速だけど資格登録しておいてくれ。

 

えー!まだ何の準備もできていないのに!
でも、勉強した法律を世の中の役に立てよう。がんばっている人が報われる社会にしよう。

 

こうしてB君の念願だった「自分の名前」がついた事務所ができました。
しかし「C士業事務所」での仕事も続けていたので、思ったように活動はできませんでした。
中小企業の現実というものも見えてきます。

 

労働基準法ではこのようになっています。
決まりなので守らないと大きなリスクがありますよ!

 


試用期間中はいつ辞めるかわからないから社会保険になんて入れないよ。
そもそも全員を社会保険に入れていたら経営なんてできないよ。

 


部下が上司より早く帰るなんて考えられない。
あいつはやる気がないな。
変わりはいくらでもいる。もう明日から来なくていいから!って言ってやったよ。

 


うちは大企業みたいに労働基準法を適用していません。
残業代なんて払えないから。
有給って何?
パートに有給があるの?

 

・・・

 

 

 


しかしインターネットの普及によって働く側も簡単に情報を得られるようになりました。
労務トラブルも増えてきます。
ある日、顧問先のD社長からこんな話を聞きました。

 


君には管理職として期待していたが能力が足りないようだ。
うちには退職金制度はないのだが、特別に退職金3か月分を払うので退職してくれ。

 


わかりました。いつ辞めようか考えていたところです!

 


数ヵ月後

 


Eさんより内容証明郵便が届きました。
「2年分の未払残業代を○月○日までに支払ってください。」

 


何!退職金3か月分も支払ったのに、まだ金をよこせというのか。
Eさんは管理職だから給与も上乗せしてやっていたのに!
それに残業というほど仕事をしていたのを見たこともないぞ!

 


Eさんよりまた内容証明郵便が届きました。
「時間外労働が基本給に含まれているという規定や書面を見たことはありません。
説明も受けていません。
残業をしていないと言うのならば、それを証明してください。」

 


なんで問題社員が辞めた後にも頭を悩まさなくてはならんのだ!

 

・未払残業代請求
・解雇無効
・パワハラ、過労死問題
労務トラブルの件数は増加しています。

 

B君が一番感じたのは
「勝った負けた合法違法とかいう問題以前に
一緒に働いていた仲間と争わなければならないなんて、こんな不幸なことはないよな。」
ということでした。

 

経営者も従業員もお互いに嫌な思いをして無駄なエネルギーを使うことになる。
トラブルが起きてからではなく未然に防ぐように、めんどうくさがらずに規定や書類を整備する
ことの大切さを知って欲しいな。

 

労務トラブルのない優良企業の条件って何だろう?

 

大企業じゃなきゃできないことばかりではないはずだ。
いきなり100点満点を目指すのは難しいけど、ちょっとずつなら会社が変わっていくことは
できるんじゃないかな?

 

ただ、「知らない」ためにできていないこともたくさんあると思う。
そんな簡単なことで「損する」ことになるなんて…。
どうすれば皆に知ってもらうことができるんだろう。

 

そうだ、講演活動をしよう!
講演で法律などの専門知識をお伝えすれば、無用な労務トラブルをなくせる。
「知らない」で「損する」がなくなるはずだ。
B君は、その後、講演活動に取り組みました。
しかし、これもうまく行きませんでした。

 

はー、そもそも僕って話すことが苦手なんだよな。
講演活動やっても受講者の方は難しそうな顔していて全然伝わってないんだろうなぁ。
寝てる人も多いし、スマホいじってる人も多いし、アンケート評価もひどい。
何よりも講演している自分が苦手意識を持ってしまっているので楽しくない!
いったいどうしたらいいんだろう。
ちょっとネットで調べてみよう。

 

ふむふむ、そうか。講演・セミナーで大事なことはふたつあるのか。

 

一つは,イラストを使うこと
もう一つは,物語を伝えることか。
でも、士業の場合、難しい専門知識が多くてイラストとか物語にしづらいんだよなぁ。
どうしたらいいんだろう。
あれ??なんだこれは??

 

日本紙芝居型講師協会?!
まずは紙芝居を披露してから専門知識を解説するという「紙芝居型講師」による講演活動?!

 

なんと、これによりB君の講演・セミナーの受講者の反応は大きく変化しました。

 

B君の講演では,専門知識の解説をする前に、まず、紙芝居で登場人物のイラストと物語を伝えるようになり、とても分かりやすくなりました。
しかも、紙芝居を使いながら登場人物の感情を表現するため、受講者も感情移入したり、面白がって見るようになり、学習効果もアンケート評価も上がりました。
その結果、B君はいろいろなところから講演依頼を受けるようになりました。

 

紙芝居を行うことにより、受講者にこのような効果が期待できるのです。

 

ありがたいことに,人前で話すことが苦手な僕も、いろいろなところで講演させてもらえるようになったけど、
でも、やっぱり今でも,「知らない」で「損」してしまう人は、たくさんいる。
どうしたら「知らない」で「損する」をなくせる社会を創れるんだろう。

 

もっと、いろんな専門知識をもった士業の人が、講師として活躍すれば、その専門知識を多くの方にお届けすることができるんじゃないかな。

 

この紙芝居型の講演手法「紙芝居型講師」を多くの士業の方に広めよう。
『知らない』で『損する』をなくそう!!
がんばるぞ!!

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